新潟のお米屋『壱成』 blog

新潟のお米屋『壱成』

最高分けつ期。

新潟のお米屋『壱成(いっせい)』です。

https://okome-kometouji.com/

毎週土曜日に行われる弊社が誇るブランド米「米杜氏」の契約生産者の方々と生育調査&水稲栽培技術勉強会の報告です。

稲の生育調査

稲の生育調査

ただ今コシヒカリなど中生品種は『最高分けつ期』です。最高分げつ期ころの親茎では第10枚目の葉が伸び出しています。葉に包まれた茎の頂部、つまり芽(生長点)の部分では次々と幼い葉のもとを分化していますが、このころ以降、葉のもとを作るのを中止して、稲穂のもとを作り始めます。それは、稲穂の出る30日前(出産30日前)ころです。

最高分けつ期

最高分けつ期

なお、最後に作られる葉、つまり茎のいちばん上につく葉を止葉(とめは)と呼びます。親茎の止葉は、早生品種で12枚目、中生品種で13枚目ですが、肥料の量などの栽培条件によって変動します。

あと一か月ほどで稲穂がでますね。ここから穂肥えを施用したり、雑草と戦いカメムシの増殖を防いだりとまだまだ作業は残っています。収穫までもう少し、成長が楽しみです。