塩水選。
新潟のお米屋『壱成(いっせい)』です。
もうすぐ4月、だんだん暖かくなってきました。
お米作りはボチボチ忙しくなってきます。
ちょっと時期が過ぎましたが苗を作る作業の紹介です。
まずは『塩水選(えんすいせん)』です。
塩水選とは種籾を塩水に漬け良質な種籾(たねもみ)と不良な種籾を選別する作業です。見た目では分からないのでこの方法を用います。
良質な種もみは胚乳が多いので沈みます。胚乳が少ない種もみは浮きます。
この作業で種もみのクラス分けをします。
出来のイイ種籾と出来の悪い種もみを一緒にしてしまうと育ちにムラが出来てしまいます。肥料も出来の悪い箇所だけ与えるのも無理がありますし、逆に育ちの良い稲にも肥料がかかり倒伏の心配も出てきます。
そこで塩水選のクラス分けが生きてきます。同じクラスの種もみなら均一に生育ができます。
塩水選は、明治時代に開発された方法で、これだけで当時の収穫量が一割も増えたと言われています。
次は種子消毒です。
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